令和3年度の第二種電気工事士下期試験に合格し、免状を取得しました。家庭の電気工事を行う資格を得ることに加えて電気設備関係の知識も習得したいと思って勉強したので筆記試験で96点(自己申告)は嬉しかった。 勉強しながら、「あ、ここは」と思ったことをメモ
勉強には、こちらの過去問集を使いました。
電線の許容電流
より線と単線で基準が若干違うけど電流密度で比べると近い値になっている。電線の直径が大きくなるほど、放熱が悪いせいか許容値が厳しくなっている。
単線
直径[mm] | 断面積[mm²] | 許容電流[A] | 電流密度[A/mm²] |
---|---|---|---|
1.6 | 2.0 | 27 | 13.4 |
2.0 | 3.1 | 35 | 11.1 |
2.6 | 5.3 | 47 | 8.9 |
3.2 | 8.0 | 62 | 7.7 |
より線
断面積[mm²] | 許容電流[A] | 電流密度[A/mm²] |
---|---|---|
2.0 | 27 | 13.5 |
3.5 | 37 | 10.6 |
5.5 | 49 | 8.9 |
8.0 | 61 | 7.6 |
さらに、リングスリーブのサイズ(○, 小, 中)も、差し込む電線の断面積で決まるらしいです。⇒第二種電気工事士 電線数とリングスリーブのサイズ
コードに関しては可とう性(曲がりやすさ)を備える分、耐久性が落ちるので更に厳しい基準値が使われる。延長コードの用途ですね。手元にある1500W上限の延長コードを見たら、VVF 1.8[mm²]と記載がありました。
コード
断面積[mm²] | 許容電流[A] | 許容電力[W] |
---|---|---|
0.75 | 7 | 700 |
1.25 | 12 | 1200 |
2.0 | 17 | 1700 |
CD管を自宅工事で…
木造住宅を建てるときにオレンジ色のCD管をLANケーブルの通し管として使うことがあるそうです。規格上は、耐候性が低く、自己消火性がなく、コンクリート埋没専用とされているCD管ですが、 中に通すものが(電線ではなく)ケーブルやLANケーブルといったものの場合は保護管あつかいとされ問題ないそうです。
プリウスなんかにも使われていますよ…ね?
CD管、PF管…
管などはだいたい略称で呼ばれていますが、名前の由来を知っておくと目的等がはっきりして覚えやすいです。
通称 | お名前の由来 | 参考 |
---|---|---|
CD管 | Combined Duct | 電線管 - Wikipedia |
PF管 | Plastic Flexible conduit | 電線管 - Wikipedia |
IV線 | Indoor Vinyl | 600Vビニル絶縁電線 - Wikipedia |
HIV線 | Heat-resistant Indoor Vinyl | 600Vビニル絶縁電線 - Wikipedia |
VVFケーブル | Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable | 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル - Wikipedia |
技能試験
技能試験はHOZANが準備している動画電工試験の虎_ホーザンに、とても助けてもらいました。 時間内に収めるための配線ペースを掴むためにノーカット版を見ると良いと思います。 解説しながら組んでも十分間に合うくらい余裕がある。
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